
大型連休は原則一切出かけない僕ですが、今年は珍しく家から15分のところまで遠出してきました。第107回YMSの講師で来ていただいた、横浜市金沢区、永島農園さんのきくらげ狩り&バーベキューの会です。企画してくださった、日本農業新聞の入江さん、永島農園の永島さんに感謝申し上げます。

YMSの時は主にしいたけのお話しでしたが、しいたけは暑さに弱く、夏の時期はきくらげがメイン。初めに、きくらげについての基礎知識、菌床から収穫する方法などを教わりました。

ビニルハウスは遮熱シートで覆われ、適度な湿度はあるものの、中は意外と涼しかったです。中には、見たこともないような肉厚の大きなきくらげがずらり。菌を植えてから2カ月ほどでこの大きさになるそうです。

初めて触れる生のきくらげ(木耳)、その触感は文字通り「耳」。それを根元からもぐのですが、意外にもあっさりポロっともげてしまうのが、初めは少し怖くもありました。

こちらは天日干し中のきくらげ。国内で流通しているきくらげの実に99%が輸入物という現実にあって、今わずか1%の国産を目にしているわけです。

バーベキューは、永島さんが焼き上げてくださった、見事なリブとサーロイン。

持参したワインは、ドメーヌ・ド・バロナーク 2007。メルロー50%、カベルネ・フラン26%、シラー10%、マルベック9%、カベルネ・ソーヴィニヨン4%、グルナッシュ1%のブレンド。完熟した果実味とスパイシー感、程よい酸味でタンニンは強くなく、飲みやすく肉料理にも合わせやすいワインでした。

中でも傑作だったのは、きくらげのアヒージョです。きくらげが実はアヒージョに合うというのは聞いてはいましたが、これほどまでとは思いませんでした。きくらげのコリっとした食感はそのままに、表面が程よくオリーブオイルを吸って、ぷりぷり感が増しています。さらには、ニンニク&オリーブオイルにきくらげ、パプリカ、玉ねぎなどの旨味が溶け出し、これはバケットでオイルまで完全に味わなければもったいない。

こちらはYMSでのお話しにも登場した、横須賀ビールの「釜利谷シイタケエール」。焙煎ビールのようなコクとほんのりとしたシイタケの香り、グルタミン酸のような後味を感じます。のど越しを楽しむというより、単体でじっくり味わいたいタイプのビールです。

第91回YMSで講師をしていただいた、沖原さんが全国1位の酒蔵数(89蔵)を誇る新潟県のお酒を試しに試してたどり着いたイチ押しの日本酒がこちら、「村祐」。生産石数が200石(一升瓶換算で36,000本)という小さな酒蔵さんのため、こちらで見かけることはほとんどないのではないかと思います。しかし、口に含んだ時、しっかりとした上品な米の旨味と甘みを感じられるにもかかわらず、砂糖のような余分な甘さが後を引くことなく、非常に短い余韻ですっきりと呑めます。これだとスイスイと空いてしまいそうで怖いですね。

ちょうど減量中でもありましたので、お土産のきくらげは早速晩に調理して食べました。左は単純にごま油で炒めたものですが、大分名物の「柚子すこ」(タバスコの柚子版)を加えました。左はきゅうりと一緒に酢で揉んだものです。
永島農園
神奈川県横浜市金沢区釜利谷東7-6−1
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした