レビュー(本・映画等)
昨年8月に発売された『マーケティングの大事なところを3時間で学ぶ』に続く、丹羽さんの著書第2弾です。本書は、オンライン教育プラットフォーム「Udemy」で配信されている人気講座『はじめての経営戦略論』(※2025年5月現在、受講者数は約3万人)をベースに…
ちょうど、日本人の交渉スタイルについての文献を読んでいるとき、タイムリーに発売されたので早速購入し読んでみました。本書は複数の指標で異なる文化を測定した異文化理解の先駆的研究であるヘールト・ホフステードの6次元モデル(当初は5次元でしたが、…
海外出張中に、奥歯が欠けていることに気づいた窪田です。帰国したらまた歯医者さんのお世話にならなければなりません。 さて、行きの機内で芦垣裕さんの『米ビジネス』を読みました。アメリカのビジネスではなく、文字通りお米(ご飯)の話です。読み終わっ…
株式会社マインドシーズの丹羽亮介さんが、去る8月9日に著書『マーケティングの大事なところを3時間で学ぶ』を出版されたというので、早速拝読しました。丹羽さんと知り合ったのは15年ほど前、8年前には我々が主催する勉強会(第68回YMS)でも講師としてお話…
一気に読み終えました。『論語』や『孫子』などの古典を現代ビジネスの観点から解釈、解説した本は数多くありますが、ともすると断片的になりがちな印象を持っていました。しかし、本書は著者の価値観と経験に基づき、営業に対する考え方から実践、そして同…
大学の大先輩であり、YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)発足のきっかけとなった「みなとみらい次世代経営者スクール」を主催した横浜市企業経営支援財団(IDEC)では常務理事を務められ、弊社が日本初の資源リサイクル団地となる(協)横浜市資源再…
先週末の日曜日は久し振りに時間を空け、NPO法人日本交渉協会からこの度出版された『交渉学のススメ』を読みました。本書は交渉行動における個々のテクニックを扱った本ではなく、あくまで交渉を学問として捉え、その応用までの概要を述べた内容となっていま…
同書は、昭和56年(1981年)2月20日から12月25日にかけて『週刊朝日』に連載された野村克也氏のコラムをまとめたものです。 先日、友人が小学生の頃に買ってもらったという同書を紹介してくれ、少し読ませてもらったところ、非常に面白かったので早速買い求…
「ファインディング・ジョー」というドキュメンタリー映画の上映会に行ってきました。この映画は、比較神話学の第一人者、ジョセフ・キャンベルが「ヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)」として概念化した、世界中の神話に共通する自己変容のプロセスをテー…
先日、「徳育セミナー」という講演で、建長寺宗務総長、高田正俊さんのご講演を拝聴する機会がありました。その中で、こんなお話がありました。 ある時、高田さんがたまたま乗ったタクシーで運転手と会話になりました。その運転手さんは多分相手がお坊さんと…
素晴らしき哉、人生! [DVD]クリエーター情報なしファーストトレーディング 『The Living Organization』という本にこの映画が採り上げられていたのが切欠で、1946年のアメリカ映画、『素晴らしき哉、人生』のDVDを観ました。アメリカでは『クリスマス・キャ…
分かりやすさと数値に基づく客観性で定評のある三橋貴明氏の最新作。 一般に通念として共有されている情報の歪みを、筆者はこれまでも言葉の明確な定義と数値に基づき多くの著作やブログで正してきましたが、本書はその中でも現在のわが国が直面している諸問…
本書は、2008年に出版された『経済はナショナリズムで動く』(PHP研究所、絶版)を加筆・改訂したものです。 『経済は~』の時もそうでしたが、本書をお読みになられ、「当たり前のことを当たり前に述べているだけではないか」という感想をお持ちになられた…
2.算多きは勝ち、算少なきは勝たず。而るを況や算なきに於いてをや(始計篇) 「勝利する条件が整っていれば勝ち、整っていなければ敗れる。まして勝利する条件が全くなかったら問題にならない」。本書で詳細に述べられているとおり、TPPに参加することに…
「TPP開国論のウソ」①で『孫子』を少し引用しました。2500年も前に編まれた『孫子』が長い歴史の試練に耐え、今日でも広く読み継がれているのは、それが単に軍事に関わる戦略戦術論ではなく、極めて政治的で柔軟性に富み、また戦争の根底に流れる人間の本質…
しかも、現在の日本にはこのデフレから脱却するための明確な対策があるのです。本書においてそれを三橋氏が述べているので挙げてみますと、 財務当局と金融当局が一時的に協力して、 ①日銀は国債を買取り ②財政当局は財政出動して ③さらに減税を行う という…
さて、「街亭の戦い」における馬謖の判断は、経済自由主義に対する「絶対的価値観の持ち主」たちの主張とよく似ています。その具体的な例は本書の中に多数掲載されていますのでそちらをお読みいただきたいのですが、概ねその絶対的価値とは次のように要約さ…
「TPP開国論」のウソ 平成の黒船は泥舟だったクリエーター情報なし飛鳥新社 本書を読み終えた2011年5月17日、「TPP先送り、成長戦略は見直し=政府が政策推進指針」という記事が掲載されました。これを読んで、「政府はTPP参加を断念した」と思われた…
昨年のAPECで突如として現れたTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加の問題。そもそもTPPが何なのかも含め、確たる議論もなされないまま何となく世論は賛成一色の様相を呈しています。著者はこのTPPというものが突如登場した直後からいち早くそのデメリット…
本書は、2009年7月から2010年1月にかけて開催された、三菱総合研究所による「オルタナティヴ・ヴィジョン研究会」の報告書、「経済政策のオルタナティヴ・ヴィジョン」と、同研究会に参加した研究者および行政官による関係論文をまとめたものです。 オルタナ…
「私は、過去、現在、未来を生きる」 もうすぐクリスマスですね。最近、子供と一緒にディズニーのDVD「クリスマスキャロル」を繰り返し観ています。言うまでもなく、チャールズ・ディケンズの同名小説のアニメです。 1843年のロンドン。クリスマスイブの…
映画 SPACE BATTLESHIP ヤマト 予告 日曜日に実写版の宇宙戦艦ヤマトを観に行きました。 世代として当然アニメに触れてはいたのですが、小学校低学年時の僕は宇宙戦艦よりも普通の戦艦大和の模型作りに傾いていたので、同世代の皆さんほど詳しくは知らないの…
この世界のあらゆるものはエネルギーの波動によって干渉しあっており、波形の似たもの同士ほど干渉の度合いは強くなると考えられます。その干渉を感受する能力を進化させることによって、環境変化に適応してきた生物がいます。フランス・ドゥ・ヴァール『共…
本書を手にしたとき、ちょうど大塩中斎(平八郎)の『洗心洞箚記』を読み終えたばかりでした。そして本書で述べられていることが、大塩のそれと非常に類似した点が多いという偶然の一致にまず驚いた次第です。 本書はその題名の通り、日本を代表する文芸評論…
かつて映研に籍を置いていた人間とはとても思えないようなことですが、実に10年ぶりに映画館へ行ってきました。午前中に話題のアバターを観て、その後1時間半ほどの間をおいて表題のインビクタスを鑑賞するという少々ハードなスケジュール。 27年に及ぶ投獄…
ROME [ローマ] 〈前編〉 [DVD]ワーナー・ホーム・ビデオこのアイテムの詳細を見る 先週と今週の週末を使い、ドラマ「ROME」のDVD全22話を観終えました。「ROME」はアメリカHBOとイギリスBBCの共同制作によるドラマで、企画から8年、総製作費200億円、エ…
戸惑い。本書を読み始めた最初の感覚は正直いって「戸惑い」でした。経済学について全く知らない方、あるいは経済学に十分疑問を感じている方でも、ひょっとしたら僕と同様に戸惑われた方がいらっしゃるかもしれません。 なぜ戸惑ったのか。それは、なぜ保護…
友人に教えてもらい、東京大丸ミュージアムで10月25日まで開催されている「古代カルタゴとローマ展」を観に行ってきました。かつてその巧みな航海術と交易で地中海に君臨したフェニキア人の通商国家「カルタゴ」。戦史上に燦然と輝く名将ハンニバルを生み、…
本書は世界恐慌が勃発した1920年代前後の知の巨人たち(ミンスキー、ヴェブレン、ヒルファーディング、ケインズ、シュンペーター)が資本主義の本質をどう捉え、その将来をどう予測していたかを辿り、「世紀に一度の不況」と形容される現在の経済状況下にお…
以前ご紹介した三橋貴明さん(http://blog.goo.ne.jp/hardworkisfun/e/21b34ca33dfce82a324a4b838dcfa532)の新著、『崩壊する世界 繁栄する日本-「国家モデル論」から解き明かす』を読みました。 本書は公に入手できるマクロ経済指標を駆使し、ここ数年話…