明治初期、日本で初めて設立された製紙工場はその原料に木綿や麻のぼろを使いました。当初製糸工場が東京や京阪神など大都市近郊に集中していたのは、原料としてのぼろを集める必要があったからなのです。やがてわらパルプの混用が始まると製紙工場は地方に移転し始め、明治22年、最初の国産木材パルプ工場が静岡県気田村(現在の周智郡春野町)に建設されます。それでも明治36年ごろの資料によれば、ぼろパルプの使用率はまだ全体の20.5%を占めていたようです。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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