
昨年12月2日、宇都宮で現存するもっとも古い居酒屋(1950年創業)と言われる老舗『庄助』に行ってきました。やはりと言いますか、『孤独のグルメ』や『吉田類の酒場放浪記』にも既に取り上げられているようです。
お品書きは素材を生かした、昔ながらのあくまで素朴なものばかりなのですが、年季の入った店舗の雰囲気とも相俟って、昭和人間の我々としては逆にそれが美味しく感じますし、安らげます。例えば、恐らく名物なのでしょう、冒頭写真の「庄助ぎょうざ」ですが、ほとんどニラばかり。野菜の多い餃子は他でも食べたことがありますが、餡がほぼニラというのは前代未聞です。しかし、食べてみるとシャキシャキしていて、これも結構アリなのではないかと思わせます。尤も、最初の一皿が特にニラの集中した部分に当たったようで、二皿目は少し肉が入っていました。とはいえ、一皿目が美味しかったから二皿目もいったということです。

黒板に書かれたお品書きから配られた紙に書いて注文する形式なのですが、恐らく季節で出てくるものが違うのでしょう。ですから、ここでご紹介するのはあくまで12月上旬にあったものということになります。といいながら最初にご紹介するのは春が旬の「ふき煮」なのですが、こちらは秋ふきなのでしょう。

ポテトサラダ。よく、ポテサラはお店のバロメーターのように言われますが、確かにそうとも思えます。

セリ(根セリ)ひたし。この時期が旬。

納豆信太。初めて食べましたが、納豆とネギなどを油揚げで包んで揚げた、宇都宮の郷土料理だそうです。「信太(しのだ)」というのは油揚げのこと。大阪和泉に伝わる「信太の森の狐」伝説に由来するとされています。

山芋いそべ。秋の山芋はシャキシャキしています。

昔懐かしハムカツ。子供のころハムカツは何となく損した気分であまり好きではありませんでしたが、大人になると酒の肴として良いですし、懐かしさもあってむしろ好きになりました。

小アジ唐揚げ。小アジといっても結構立派な大きさでした。

ひょっくり芋。皮のまま茹でた里芋の皮をつまんで押すと中がひょっくり飛び出すことからこの名が付いたと言われています。要するに衣(きぬ)かつぎのことなのですが、何とこの「ひょっくり芋」、当社が55年工場を置く縁の深い、神奈川県秦野市周辺の方言だそうです。

ナス焼き。そもそもナスが大好き。

イカ肝焼き。イカわたたっぷりのホイル焼き。

お酒のお供にはやっぱり焼き銀杏。

最後はもつ煮。いや、気がつけば結構食べました。
酒場 庄助

栃木県宇都宮市塙田2丁目2−3
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした👘

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